調和しようと試みる 2016
ボニフェス＝マイナ

1987年ナニュキ（ケニア）生まれ。2008年にYMCA National Training Instituteにてアート＆デザインのコースを修了し、ナイロビを拠点に制作活動を行っている。様々な素材を用いて制作活動を行ってきたが、足元ではインクを主に用いながら人間の対立を中心テーマとして作品を制作している。人々の感情や日常の出会いなどに着想を得て、抽象表現でありつつもシュルレアリスティックな作品を生み出す。一般的に回避されがちな問題もテーマとして扱っており、鑑賞者に対し問いかける。直近のシリーズ「残虐行為と遺物（Atrocities and Leftovers）」では、戦争と平和、そしてその間に存在するものに着目している。「我々は戦争の後に平和が訪れると教わるが、それは幻想に過ぎない。そこに残るのは、心理的及び身体的な傷であり、それらが癒されるには何世代もかかる。」

MainaはBrush Tu Art Studioの共同設立者であり、その作品は国内外で広く展示されている他、作品集や彼に関する記事などを通じて作品を目にすることができる。また、その作品は国内外において所蔵されている。

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